光と風をデザインする
それぞれの環境に適した光と風をデザインする
いくら窓を設けたとしても、家の中での配慮が足らなければ、光は奥まで届かず、風は家の中を通り抜けてはくれません。
光と風の動きをイメージしながら、家の中にそれらが通るような道をつくる必要があります。
夏は日射を遮蔽して風通し良く涼しく過ごし、冬は日射を多く取り入れ暖かく過ごせるようになります。
passiv ZEROでは、一年を通し快適に過ごすことができるよう、光と風の道をデザインします。
窓まわりの工夫
窓は光と風の出入り口であり、他にも「眺める」「防雨」「人の出入り口」など役割も多い所です。
その窓に工夫をすることで、より日照や通風などが調整できるようになります。
- 外付けブラインド
- 屋外用の外付けブラインド。つけるだけで約80%の日射をカット、日の陽りや風を調節してくれる優れもの。夏の快適さを手に入れるには、かかせない商品です。
- 庇
- 古くから建築に採用され、日除け、雨覆いの役目を果たしてきた庇。南側の窓に設けると、より効果的に日射 遮蔽ができます。
- ウィンドキャッチャー
- 袖壁を設けたり、縦すべりの窓を選ぶことで、「道路を走る風」や「建物間を走る風」など、建物のまわりの風を室内に取り込むように設計します。
- 窓ガラス
- サッシのガラスにも種類があります。地域や日差しの入り方に配慮して、Low-E ガラスや真空ガラスなどを採用します。
専用ソフトを使って光と風をシミュレーション
冬はどのくらい部屋に日が入ってくるのか?夏はどこからどれだけ風が吹いてくるのか?
専用ソフトを使って光と風をシミュレーションすることで、より自然の力を活かした快適な住まいを実現します。
各地域の日照・日射データ、気象データから季節ごとの光と風を調査し、専用CAD を用いてシミュレーションを行い「光と風」の道をデザインします。